【女子高生達の雑談】
コスプレ 編
「ねぇねぇ、今年の文化祭、隣のクラスはコスプレ喫茶やるんだって」

と、おかっぱ頭で噂好きのサナエが言った。

「へー、面白そうじゃん」

ゆるふわ髪のキョウコが、興味ありそうに振り返る。

「よく学校が許可しましたネ、そんなの」

交換留学生で青い瞳に金髪のシンディは、意外そうな顔。

「ふーん、で、みんなだったら、どんなコスプレしてみたい?」

短いポニーテールのイクミは、逆に皆に尋ねた。

「えー、なにそれ」
「どうせだったら、普段着れないようなのがいいな、あたし」
「ウーン……そうデスネー」

とか言いながらも、全員まんざらでもなさそうだ。頭のなかで自分のコスプレ姿を想像しながら、笑ったり顔を赤らめたりしている。


「ひとつに絞らなくていいからさ、第一希望と第二希望言ってみ。もちろんあたしも言うから」

イクミがさらにそう提案すると、それぞれぽつぽつと希望を口にする4人。

そのたびに、似合うー、とか、なにそれー、とか、賑やかな声が上がった。本当に着てみたいものだけでなく、ネタで変なコスプレを言う者もいたようだ。元々真面目な話でもないので、もちろん別に構わない。

そうやって彼女たちは、今日も楽しく無駄話に花を咲かせたのだった。