【男子高校生達の戯言】
体力測定 編
今日は体力測定だ。

「よっ、お前らどこまで終わった?」

と、カズキがやってきた。

「そっちは?」

俺と一緒に回っていたサトシが尋ねると、ホレ、と結果が書かれた紙を見せてくる。

「へぇ」
「ほぉ」
「なかなかのもんだろ?」
「……」

互いの結果を比べていたら、いつの間にかナツオも側に来ていた。どういうつもりか上半身裸だ。自分の肉体にどんだけ自信があるのか知らんが、体操着くらい着とけ。女子連中があからさまに顔を背けて遠ざかってるだろ馬鹿。

「あ、僕にも見せてー、恥ずかしいけど僕のも見せるからー」

とか、聞く人が聞いたらおかしな勘違いをしそうな台詞と共に、タツヤも小走りで寄ってきた。どうでもいいが内股で走るな。

「わあ、すごいなぁ、握力がこんなに……握ってほしいなぁ……」

わけのわからない事をつぶやきつつ、俺の結果が書かれた紙をいきなり自分のポケットにしまおうとしやがったので、慌てて取り返す。何考えてんだ本当にコイツは。


……結局いつものメンバーで、俺達は残りを回ることになった。

既に全部終わった奴もいたのだが、最後まで全員でわいわいやっていた。

思わぬ奴が意外な項目で高い結果だったり、結構面白かったな、うん。