【少年達の日常】
罰ゲーム 編
ケンジ、サトシ、ゴロウの3人が、今日はユウタの家に遊びに来ていました。

とりあえずトランプでもしようという話になったのですが……

「負けた奴は罰ゲームな!」

まずケンジがそう言いました。

「おお、いいねー」

サトシも乗り気です。

「でも、罰ゲームって何するんだ?」

と、ゴロウが尋ねると、ケンジはうーんと考える顔になりました。具体的な罰ゲームの内容は、何も考えていなかったようです。

「あ、それならいいもんあるぜ!」

ユウタが明るい顔で部屋を出て行ったかと思うと、すぐに両手に何かを抱えて戻ってきました。

「父ちゃんと母ちゃんが健康食品にハマっててさ、こんなのいっぱいあるんだ!」

と、床の上に並べたのは、健康ドリンクです。

罰ゲームではお馴染みの青汁を始め、飲む黒酢や苦いウコン茶、真っ赤なラベルに龍の模様が描かれた赤まむしドリンクまでありました。

「俺もいくつか飲まされた事あるけど、どれもゲロマズだった! これならバッチリだろ!」

なんて、嬉しそうにユウタが説明します。

「……」
「……」
「……」

他のみんなは、揃って「うわぁ……」と言いたげな青い顔をしていました。まさかこんなモノが用意されるとは、思ってもいなかったのです。

これはもはや遊びなんかじゃない……戦いだ!!

少年達はそんな決意と共に、トランプゲームに挑むのでした。


……彼らはゲームの種類を変えつつ何度か勝負しましたが、結局仲良く一回ずつ負け、各ドリンクを悲鳴と共に飲んだそうです。